CS研究会シンポジウムにて2件の研究発表を行いました

研究会参加報告
学会名:第27回サイバースペースと仮想都市研究会シンポジウム
日時:2024年12月21日
場所:東京情報デザイン専門職大学(東京都江戸川区)
発表形態:登壇発表・デモ発表

D2西村 研究発表
タイトル:3Dプリント物体を把持した際の重さの感じ方に関する考察
発表内容:
3Dプリント技術の発展により、3D プリントされた物体の触感表現が注目されており、材料や造形方法を工夫することによる質感や触り心地を調整する研究が行われています。こうした表面のテクスチャに加え、物体を把持した際に感じる「重さ」も触感の一部として重要な役割を果たすため、本研究では3Dプリント物体内部の質量分布を調整することで、物体を把持したときの印象をコントロールする方法を検討します。研究の第一段階として、3Dプリント物体の質量分布をコントロールすることが、「重さ」のリアリティや物体に対する印象にどのように影響を与える可能性があるかという点に着目しました。



B4瀬野尾 研究発表
タイトル:分散型組織の交流を支援する非同期共有描画システムの提案
発表内容:
同じ組織に所属しているメンバーが複数の作業空間に分散している状態があります。このような分散型組織は、同じ時間に別の空間に誰かが存在しているということが不明確なため、偶発的に発生する交流の機会が少なくなってしまいます。本研究の目的は、分散型組織のコミュニケーションを支援することである。本論文では、非同期共有描画システムを提案するとともに、システムに「書き込みたい」という意欲を誘発するシステムデザインについて検討します。




研究会の様子
今回も去年と同じく東京情報デザイン専門職大学での開催でした。会場は綺麗で大きく、デモ発表も行いやすい環境でした。
デモ発表では活発な議論が行われ、自身の研究も他の参加者の研究に対しても理解が深まりとても良い経験になりました。
